2012/01/30

Allea ストール

アレアというブランドのストールです。

マフラーは毎年1つ2つ買うんですが、このブランドのものは初めてで、どうやらイタリアのもののようです。ウール 90%、ナイロン 10%と書いてありますが、ガーゼのような薄い生地を3枚重ねて縫いついてあります。

今年の冬は寒いので厚手のマフラーが欲しくなりますが、首周りが嵩張るのは苦手です。
これも3枚重ねなのでそれなりの厚みは出ますが、1枚1枚が薄いので、巻いた感じが軽くて気に入っています。

2012/01/29

中屋万年筆 H2 ブライヤー 薄 中軟

私にとって初めての中屋万年筆、 漆塗りのモデルが有名ですが、それよりはお手ごろなブライヤー軸のものです。

(2011年12月初旬に到着しました。注文から1.5ヶ月くらいだったと思います。)

基本的にはプラチナ万年筆ブライヤーと同じで、違いは、キャップリングの刻印が"Nakaya"になっているくらいです。 既にプラチナ ブライヤーを購入していたので、色違いにしました。


プラチナ ブライヤーと違って安く買う手段がほとんどないのに、あえて中屋万年筆が欲しかったのは、この特軟ニブに興味があったからです。
形は#3776そのものですが、刻印がオリジナルになっています。そして、サイドの切込みです。
これでペン先を軟らかくし、しなりやすくしているんですね。

実際に書いてみると、思った以上にグニャっとしますね。折れるような感覚まではありませんが、速記だと不安定感が先に来て書くのが難しいです。ゆっくり書けば、縦横に太ささの違いが出ますし、はらうところなどで綺麗な線が書けました。仕事向きではないですが、面白い感覚です。
ひとつ持っていると楽しいと思います。

プラチナのアカブライヤー(奥)とならべてみました。
形は同じです。地味な万年筆ですが、手前の方が多少華やかさが出ているでしょうか。

立派な箱に入っていると、とても高価な万年筆に思えます。プラチナ系は桐箱が多いですね。

中にはカートリッジが箱で入っていました。コンバーターは注文時に別に頼んだものです。
布製の筆袋がついてきます。あくまで和の感じなんですね。

SHEAFFER Slim Targa M

シェーファーのタルガ スリム という万年筆です。今はもう売られていないようで、eBayで中古品を購入しました。(2011年10月頃だったと思います。50ドルくらいでした。)
赤いまだら模様の軸で、大人っぽいデザインだと思います。

シェーファーのタルガ・シリーズはすでに廃盤のようですね。今はVLRが後継なんでしょうか。
シェーファーのアイコンであるホワイトドットがついています。
スリムという名の通り細身の万年筆です。モンブランのノブレスよりもさらに細く、高級感もあります。

キャップをはずすとかなり小さくなるので、後ろに挿して使うほうが良さそうです。重さがどうというレベルではないと思います。

これを買おうと思ったのは、とても細い軸なのに、ちゃんとシェーファーらしい14金のインレイニブがついているからでした(横にMの彫りこみがあったので、中字だろうと思います)。
この固体はフローが渋いのですが、中古なので仕方ないところです。細すぎる故の書きにくさもあり、ちょっとメモを取る程度の使い方になると思います。

やや困ったのがコンバーターです。シェーファーのコンバーターって独自の形をしていますが、それも、スリムには入らないということでした。
スリム自体が廃盤なのでどうしようと思いましたが、純正品かレプリカかわからないものの、スリム用のコンバーターを扱っているサイトがありましたので、無事コンバーターも購入できました。

シェーファーって、新しいモデルの話を聞きませんね。

Caran d'Ache RNX.316 F

カランダッシュが続きます。
前2つはボールペンでしたが、こちらは万年筆。新製品のRNX.316というモデルです。
(購入したのは2011年の10月頃だったと思います。)

価格的にはかなり奮発した方です。探した範囲で安くは買いましたが…。
この万年筆、「趣味の文具箱 Vol.20」の表紙になっています。どちらかというと、昔ながらのデザインを踏まえる万年筆が多い中、近未来的なデザインが気に入りました。
(製品名のRNXは、"Round and Hexagonal"(丸と六角形)からきているそうで、確かに、軸には湾曲部分と6つの平面があります。)

さらに、この万年筆には、いくつか未来的な薀蓄があります。
まず、軸の素材に、高強度ステンレススチール "316L"というのが使われていること。詳しくはわかりませんが、さびにくいんだそうです。
また、全体をPVDブラックというものでコーティングしていて、耐熱性や耐摩耗性を高めているとか。

まぁ、何十年も前の万年筆が現役でたくさん売られていますから、使い方次第で死ぬまで使えるのがまさしく万年筆だと思いますが、新しい試みとして面白いですし、そういう薀蓄があるとついつい魅力的に感じてしまいます。

ペン先も、PVDブラックでコーティングされています。真っ黒なペン先というのは初めてです。
かなりがっちりした固いニブ、インクにもよりますが、フローは渋い方だと思います。

もうひとつ、ペン先の抜き差しにギミックがあって、尻軸を回すと、上の首軸が緩むようになっています。「なぜ」この仕組みが必要なのか、面白かったんじゃないでしょうか。
遊び心と理解しました。

インクの吸入はオーソドックスな両用式、ここにまでこだわりの新方式が加わっていたら、未来形として本当に面白い万年筆ですね。

Caran d'Ache Ecridor

前に書いたカランダッシュ 849と同時に購入したエクリドールというボールペンです。
これも前に書いたグリーンウィッチの手帳にあわせようと思って購入しました。

ボールペンには詳しくないのですが、そんな私でもエクリドールというシリーズは知っていました。
手帳の紙は薄いので、万年筆で書くとどうしてもにじみが気になります。にじみにくいインクもあるんでしょうが、完全にとはいかないので、どうせならボールペン、しかも小さい手帳にあうコンパクトなものが欲しいと思っていました。


エクリドールって、胴軸の種類がたくさんあるんですよね。私が選んだのは「キューブリック」という柄です。金属軸のペンはどうしても指紋が目立つので、それが隠れそうなデザインにしました。
今のところ、正解だったと思います。

純正のリフィルは、ほどほどに粘りのある書き味ですね。これ以上重く感じると不快感が出る、その手前くらいだと思います。手帳につかっていることもあって、今、一番使用頻度の高いペンになっています。

Caran d'Ache 849 Original 0849-069

カランダッシュのボールペンです。849というシリーズはここの定番モデルのようですが、これは、その中のオリジナルという限定モデルです。
(2011年の11月下旬に、通販で購入)

写真だとわかりにくいですが、大理石のような模様になっています。金属の粒子をまぶしてあるそうです。

画像が悪くて申し訳ないですが、缶ペンケースも洒落ています。

雰囲気からして、普段使いのボールペンだと思います。今は仕事場のペン立てに常駐しています。

Scotch Grain ODESSA II No.920 ダークブラウン

久しぶりに靴を買いました。スコッチグレインを買うのも久しぶりで、2003年頃に買ったインペリアル以来です。
(2011年11月下旬に東銀座の直営店で購入)
スコッチグレインは、作りや材質からして非常にパフォーマンスの良い靴なんですが、私には幅が広すぎたり(特に踵が大きいのがネック)、デザインがちょっと…だったり、ちょっと野暮ったいイメージがあります。

そんな中、購入したオデッサIIは、シングルEのロングノーズ(これは本当にロングノーズです。持っている靴の中でも最大の全長でした)という、スコッチグラインにしては珍しい(?)モデルです。
アノネイ社の革質も大変良いですし、モルトドレッシングというウィスキーをつかった仕上げも、程よくムラが出て格好良いです。

ただし、やっぱり踵は少し大きいです。
押さえのシールを貼らないと履けなかったインペリアルほどではないですが、あまり丸みもつけてないようで、がっちりホールドしてくれる感じではありません。

正面の姿です。キャップが大きいというのもこのブランドの特徴ですね。全体にくびれの少ない型だと思います。最初から履きやすいのがメリットですが、慣れてもジャストフィットにならないかもしれません。


使っているアノネイ製の革について説明書きが入っていました。HPなどでも紹介されていますから、自信があるんでしょうね。

最後に、隠れた名品と思うのが靴紐です。蝋引きの靴紐で、コシと粘りがしっかりしています。以前、別の靴屋さんで、どこで売っているのか聞かれたこともあります。単体では売っていないのですが、修理をお願いしたときにストックとして何本か分けてもらいました。

三陽山長 忍び縫い名刺入れ 黒

久々に三陽山長の製品を購入しました(2011年11月中旬)。
黒一色の名刺入れをひとつは持っておきたいと思って探していたところ、目に留まったのがこれでした。
忍び縫いという方法で、文字通り縫い目が一切見えません。ほとんど縫わずに折って貼り合わせているそうです。靴で使われるヒドゥンステッチとはちょっと違うのかな。

内側を見ても縫い目はありません。きめの細かい革に良くあっていると思います。

お店の方いわく、この微妙なふくらみを出すのが職人技なんだとか。写真だとわかりにくいんですが、確かに、ちょっとふっくらした感じに見えます。そのおかげなのか、薄く見える割に40枚くらいまで入ります。

角の部分です。ここでも縫い目は見えません。角は綺麗な菊寄せになっています。
三陽山長は以前と革質が変わったような気がして縁遠くなっているんですが、こういう製品を見ると、やっぱり日本製はいいなぁと思います。
以前購入した人気のブランド製品とか、今ではまったく触手がのびなくなりました。

Greenwitch C.OVER Nomination Arno Brown

2012年のスケジュール帳として購入しました。グリーンウィッチというイタリアのブランドのものです。
(2011年11月中旬に購入しました。)
昨年は、レッツ製のA5サイズを使っていて、大きさや薄さがちょうど良く、来年もこれだなぁと思っていたんですが、この手帳が雑誌に載っていたのを見て、欲しくなってしまいました。

実は毎年バインダー型の手帳が欲しくなるんです。で、毎年買わずにいます。
私は結構ノートを書くんですが、スケジュール帳とノートを別に持つのが面倒にあることがあります。
でも、1冊にまとめるとなると、どうしてもバイブルサイズが必要になります。
単体で見ると格好良いし、便利そうでもあるんですが、あの巨大なファイルを持つことにどうしても抵抗があって諦める、といった感じです。

その点、この手帳はとてもコンパクトです。中にはスケジュール帳とノートがついていますが、ノートには1時間後には捨ててもいいようなメモだけ書いています。
特徴的なのは、中のリフィルをゴムバンドでとめるようになっていることです。薄いノートをゴムの紐で束ねている感じになります。穴を通すリフィルに比べて、スムーズにページをめくれます。
ただ、一般的なリフィルとは互換性がないので、専用のリフィル(これが結構高い!!)しか使えないところが難点です(しかも売っているところが少ない!!)。

表面はシボの入った皮です。どの程度の質なのか判断できませんが、コーティングをしてあるようなので、使い込む感じではなさそうです。
(シボ革のほかに、スムースなものと、型押しのものもありました。)

側面はメタルです。デザインとしてユニークで格好良いと思います。
ただ、メタル部分のメッキは結構雑な感じ。こういったところは日本製がいいなぁと思ってしまいます。

購入時には、本体のほかに、リフィル(予備含めて)や説明書が入っています。
やっぱりイタリア製は箱が大きい。

なんだかんだで毎年違う手帳を使ってしまう。これも楽しみだからいいでしょうか。

AURORA Ipsilon Silver F

アウロラの万年筆、スターリングシルバーのイプシロンです。
(2011年11月に二子玉川 RISE内のSmithというお店で購入しました。)


アウロラの万年筆は、オプティマ以来2本目になります。
アウロラのコリコリした感触は好きなんですが、高価な万年筆なのでなかなか買えません。
その中でいうと、イプシロンはカジュアルなモデルで買いやすい値段のシリーズです。

また、胴軸全体がスターリングシルバーなのは、ヤード・オ・レッド以来の購入になります。
スターリングシルバー製という意味でも、この万年筆は買いやすい値段だと思います。

お手ごろな分、14金のニブですが小さめです。オプティマについている大型のものに比べると、特段の個性は感じませんでした。

両用式で、コンバーターは内蔵されています。もう少しフローが渋くなるとより好みに近いかなと思います。

純度92.5%、スターリングシルバーの刻印が入っています。

最後は無駄になってしまうのですが、イタリアの万年筆は総じて箱が豪華で楽しいです。
そもそも安い買い物ではありませんが、実際の値段以上のものに見せてくれます。

さすがに合皮ですけどね。

格好いいです。
Cap(キャップ)とBarrel(インク室=胴軸)がスターリングシルバーだと書かれています。
銀製はすぐに曇ってしまうので磨かないといけませんが、それが楽しかったりするんですよね。